主人公の友人が
『就活就活っていう人を見てると、なんか、想像力がないんじゃないのかなって思う。それ以外にも生きていく道はいっぱいあるのにそれを想像することを放棄してるのかな、って』と就職活動をバカにするのに対して
就職活動真っ最中の主人公がつぶやく
『やっぱり、想像力がない人間は苦手だ。
どうして、就職活動をしている人は何かに流されていると思うのだろう。みんな同じようなスーツを着るからだろうか。何万人という学生が集まる合同説明会の映像がニュース番組などで流れるからだろうか。どうして、就職活動をしないと決めた自分だけが何かしらの決断を下した人間だと思えるのだろう。周囲がみんな黒髪でスーツを着ているときに髪を染めて私服を着ていられるからだろうか。つまらないマナー講座を笑っていられるからだろうか。
「就活をしない」と同じ重さの「就活をする」決断を想像できないのはなぜなのだろう。決して、個人として何者かになることを諦めたわけではない。スーツの中身までみんな同じなわけではないのだ。』
当たり前なんだけれど、誰でもがアーティストになったり、スターになったりできるわけではないのである。何かを選ぶということは、何かをあきらめることでもあるのだ。
このCMを見て、そんなセリフを思い出しました。
がんばれ。
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