広島高裁でこの前の衆議院選挙の無効判決が出た。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130325-OYT1T00932.htm
この後に続く同種の裁判に影響が出るらしい。
問題は1票の格差
一番重い高知3区と一番軽い千葉4区で2.43倍の差があるらしい
実際どのくらい違うか確認してみた。
前回の選挙で高知3区は8万票ちょっとの候補者が当選
千葉4区は7万2千票の候補者が選挙区は次点
あれ?問題ないんじゃない?
そうではなくて、高知3区での選挙区の次点は3万2千票ちょいだから
理論上3万3千票取ったら当選しちゃう、ということみたい。
一方、千葉4区の次点は上に書いた票数だから
この選挙区で当選した野田前首相は、
選挙区で勝つためには最低でも7万3千票くらい必要ということ
つまり、7万3千÷3万2千≒2.28だから、これが1票の格差ってやつらしい。
それで今回裁判所で「是正しろって前から言ってるのにシカトかよ、司法なめんな」
という判決がでた模様
で、政府はあわてて0増5減の区割りの見直しをしようとしてるけど
結局、人口は流動してまた格差がでてしまうので1発で解決する方法考えました。
まず、衆議院の比例を選挙区との重複立候補を禁止して
比例の選挙区も全国で1つのくくりにします。
(要するに参議院の比例と同じにする)
で、選挙区の票はもちろん1人1票にして
比例は選挙区の1票の重さでバイアスをかけます。
つまり、前回の衆議院選挙の場合、高知3区の人は選挙区1票、比例1票だけど
対して千葉4区は選挙区1票、比例は2.43票
はい、解決
たぶん、法律的には法の下の平等の大原則を曲げることになるから絶対に実現不可能だとは思うけど、その法の下の平等がおかしくなってるんだもんね。
選挙区と比例の議席の割合が今のままでよいかについては議論があるだろうけど
それ以外、特に問題ないと思うんだけどなぁ~
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