さて、先を急ごう。
次は一気に2つの銀行を紹介する。
この2つに共通なのは「キャッシュカードがない」ということである。
最初から振込みによる入金しか考えていないのである。
大和ネクスト銀行は2011年に大和証券によって作られたネット専業銀行だ。
特徴は金利の高さ、普通預金が0.12%、1年物の定期が0.3%(10万円から)と
相場の10倍前後ある。
一方オリックス銀行は
山一信託銀行→オリックス信託銀行→オリックス銀行という流れだ。
定期預金の見た目の金利が0.35%と高いが
最低預入金額が100万円である。
両方ともネットで申込用紙を作成して
封筒込みで印刷して免許証のコピーを付けて郵送すれば口座開設
実に簡単である。
ただし、1週間くらいで送られてくるのは
お取引カード(ネクスト)
お客様カード(オリックス)
という紙製のカードのみ。
あとはそれ使ってネットにログインして使いなさい、という塩梅。
さぁまずどうやって入金するか。
いくつか方法がある。
他行あては月2回無料の他は1回420円と高額だ。
ちょっと使えそうにない。
それに対して大和ネクスト銀行は、
他の金融機関への本人名義口座宛の振り込みは
月何回でも無料という素晴らしいサービスがある。
これは使えそうだ!
というか、だったら楽天銀行振り込み放題じゃん!
と思ったそこのアナタ
そうは問屋が卸さないのである。
楽天銀行以外の銀行もバカではないので
こんなサービスを始められたら自分たちの振り込み無料サービスが悪用される
と考えて
楽天銀行は例外、と完全に鬼っ子扱いである。
他人宛となり回数の制限を受ける。
しかし、鬼っ子は鬼っ子として
自分名義の他行あてが無料ならば
というルートは成立するはずだ。
では、楽天銀行への振り込みは無料分にならない
住信SBIネット銀行の無料振込みの3回のうち1回を使うか
あるいは、先ほどの紀陽銀行インターネット支店に
事前登録する口座の一つを大和ネクストにしておくか。
色々考えられる。
ダイワ・カードを作れば
手数料なしで入金できる。
もう一つは「資金お取り寄せサービス」といって
毎月6日または27日の引落日にご指定の金融機関 (以下、引落金融機関) のご本人名義口座 (例 : 給与振込口座など) からご指定金額 (以下、引落金額) を口座振替により引落し、お客さまの円普通預金口座に入金するサービス
というものがある。
まぁ自動で引き落として積み立てますので貯めてください。
というサービスだ。
これを1回だけやってやめてしまえば無料で好きな口座から入金できる。
ただし、ただしだ。
積み立ての目的であるために最低1万円からになっている。
毎月1円ずつ3回楽天銀行に振込むだけなので
1万円もあったら全部振り込むのに278年間もかかってしまう。
ということで、ここはやはり最後の野村信託銀行の登場となるわけである。